さてさて一息ついたところで、フッガーライに行ってみました。フッガーライは、現在でも使われている社会住宅としては世界最古!のものだそうです。
フッガーライ博物館の小冊子によれば、
”フッガーライは、1521年に豪商ヤコブ・フッガーが資金を提供して、生活に困っているアウグスブルク市民のために建設されました。一年間の家賃(管理費・光熱費等除く)は、今でも昔の1ライン・グルテンの額面価値(現在0.88ユーロ)のままで、寄進者とフッガー一族のために一日三回のお祈りをささげることも家賃の一部とされています。・・・今から500年も昔にヤコブ・フッガーは、貧しい入居者が人からの恵みをもらって生きてゆくのではなく、自活するための援助をするためにこの社会住宅を建設しました。このような考え方は、宗教改革者マルチン・ルッターや、後のカトリック社会改革をいち早く先取りするものだそうです。” 先立って何かをする、できる人ってすごい。
フッガーライの一部が博物館として、今と昔の両方の住居の様子が見られるようになっていて興味深かったです。リビング、キッチン、トイレ、ベッドルームが分かれていて、快適そうなお家でした。
a
フッガーライ