ニュルンベルクに住む夫の叔父と彼のガールフレンドの家に、お茶の時間に伺いました。キッチンのテーブルで、コーヒーと共に手作りチーズケーキやシュネルクッキーをおしゃべりしながらいただくのは、とっても楽しいこと。
ドイツでお茶の時間に毎回びっくりしてしまうのが、"皆ケーキやお菓子をたっくさん食べること"です。日頃我が家ではケーキはほとんど買わないので、夫はこういった機会に、ここぞとばかりにたくさんのケーキやお菓子を食べます。ケーキが2種類あったら、各1ヶ+おかわり1ヶ=大3ヶくらい。
私はと言うと・・・甘党と思っていたけれど、私の周りのドイツ人に比べるとそうでもないみたい。ドイツでは、お茶の時間に甘い物と辛いもの(例:羊羹とおせんべい)を一緒に食べる習慣がないので、甘い物だけを食べ続けると、私の甘味中枢はすぐに満たされてしまうのです。
ケーキと言えば、思い出深いエピソードが。
小学校か中学の時、姉とふたりで東京センチュリーハイヤットホテル(ビル内?)のケーキビュッフェに行った事があります。ケーキ食べ放題なんて、初めての体験で、ふたりともワクワク♪ドキドキ☆
a
いっぱい食べるつもりでお腹を空かせて向かったら、なんと長蛇の列。私はお腹が空いただけでなく、慣れない東京に疲れも・・・しかし、このケーキ食べ放題のために、東京まで遊びにやって来たので、ここまで来たら長蛇の列に並び、『いっぱい食べるしかない!』と闘志を燃やす二人。
a
待ち続けた後、ようやく席に着く事ができました。お皿に色とりどりのケーキをとり、『さぁ、食べるぞ~』と気合いを入れたものの、ここまで来るともう、”食べたい(Want)”と言うよりは、”食べなきゃ(Must)”という感じ。
a
・・・ところが、私は小さい切り身のケーキを2個食べた所で、『もう食べられない。。。』と姉に訴えたのです!! 姉は『ちょっと、ウソでしょ?』と信じられないという目で私を見。
a
姉に渇を入れられた後、がんばってもうちょっと食べましたが、このエピソードは今でもいろんな場面で登場します。帰って母親に話したら、母はいつもそうであるように、まるでそこにいたかのように、二人の様子が手に取るようによくわかると言っていました。
姉は得にこういう場面では精神的に強く、それに対し、私は変な所で弱い、、、みたいです。間違えてはいけないのは、気は誰よりも強いです!
a
話はそれましたが、夫の叔父のガールフレンドはとてもいい方で、緊張してしまいがちなドイツ人とのおしゃべりも、彼女とだとなぜかとってもリラックスできます。人といるとすぐに緊張してしまう私にとっては、本当に不思議な感覚で、彼女には何か目に見えないオーラみたいなものがあるのかも。