2008年10月31日金曜日

New Wohnung


将来の事を考え、一年以内を目処に引っ越しをするつもりでいた私達。希望は、夫の会社からすぐ近く、私の会社からも近く、ショッピングに便利で、もう少し中心に近い所。

ミュンヘンは競争のように、いい物件がすごい早さで埋まってしまうので、今ぐらいから計画的に探し始めた方がいいよね、という事で週末にアパートの見学に行って来ました。
行く前から「この価格だとちょっと高過ぎだよね、でもミュンヘンで新築なんて滅多にないから、、、借りちゃう?でもやっぱり高いよ、やめよう」と話しながら、それでも勉強する意味で、見るだけ見に行きました。

アパートを見学してみると、夫の方が『ココしかない!』くらいの勢いで気に入ってしまい・・・
一方私の方は、『私だってすごく気に入ったけど高過ぎ』とかなり現実的。「一ヶ月にこれだけ払うくらいなら、買っちゃおうよ」と夫にもちかけ、夫は「ミュンヘンでアパートなんて買えるわけないじゃん」とすぐ否定。私は昔から家を買いたい派、夫は買いたくない派。
買いたい派が、「じゃあ、売り物件があるかどうか聞いてみようよ」と言うと→あった、「じゃあ、いくらくらいするのか聞いてみようよ」→価格を教えてくれた、「じゃあ、売りに出てる物件を実際に見てみようよ」→一階下で見せてくれた、とトントンと条件が目の前に並びました。

家に帰って、それぞれの親に相談して悩む私達。悩み始めて3日も経たない内に、売りに出ている2軒のアパートのうち1軒は売れてしまい、ますます早急な決断を迫られる日々。テレビでは、世界不況のニュースが流れる毎日。日本では、都内の物件があまり過ぎて困っているというニュース。こんな中で家を買うというのは、かなり勇気がいります。でも不況になると、東ドイツや東ヨーロッパから仕事を求めてミュンヘンにやってくる人達が多いので、ここはちょっと特殊なのです。

そして、とうとう購入する事に決め、4週間までキープできるという手付金を払ったのでした。

2008年10月19日日曜日

Kloster Andechs

Andechsビール。Bier-Reise(ビール紀行)万歳!
あまりにもお腹が空いていたので、私は久しぶりにHaxeを。ポテトサラダが付いてきました。
夫はブラーテンを注文。ブラーテンには、赤キャベツの酢漬けが付きます。

ゆっくりと食事がしたかったので、ビアガーデンではなく、このレストランに入ってみました。

Kloster Andechs
http://www.andechs.de/

Kirche in Andechs





頂上に建つこの教会を目指して歩き続け、ようやく到着☆
実は車でも来られるので、ヨーロッパ各地からの観光客も多いらしく、レストランとビアガーデンはかなり混み合っていました。

Andechsビールが1455年から始まったなら、この教会はもっと歴史があるんだろうな。

Herrsching



モコモコ


会社の女性に言われて気が付いた事には、、、私達夫婦は観光好き?らしい。ミーハーと言われればそうではないし、私は週末は家から一歩も出ないっていうのも好きなんだけど。。。
気が付くと、ミュンヘンに何年も住んでいる人よりも、いろいろと観光していたりします。確かに、いろいろ出歩いているので、ブログを更新するのが大変な時もある。

今日は、天気予報で晴天という予報だったので、ハイキングがてら、Andechsという有名なビール醸造所を訪れてみました。
前から行こう、行こうと計画していたのですが、本数の少ない列車を使って郊外まで行く上、降りた駅から1時間弱歩いた山の上にあるというから、気合いがいります。

ハイキングは楽しい!けれど、お腹と背中がくっつきそうな時のハイキングは、ひたすら目的地を目指す感じで、周りの景色を楽しむ余裕がありません。

それでも、写真のような景色には、思わず足が止まりました。

2008年10月18日土曜日

ERVA-MATE




マテ茶を、夫のブラジル出張時に、リクエストして買って来てもらいました。
日本茶を濃~くしたような味?
“飲むサラダ”なんて言われたら、買わずにはいられないです。

2008年10月17日金曜日

Wiener Schnitzel

先日友達とシュニッツェルの話をしていたら、ムショーに食べたくなってしまったので、電話で夫に「今日の夕飯はシュニッツェルにしよう」と言うと、会社帰りにいつものお肉屋さんで、お肉を買って来てくれるとの事。

なんと買って来てくれたのは、子牛のヒレ肉。ほ、本格的じゃん。。。
単にこんがりと焼いた豚肉のシュニッツェルを想像していた、なんて言えなくなってしまった私。お肉の価格を見たら、さらに自信がなくなってしまったので、調理は夫にお願いする事に。


ジューッ

ウィーン風シュニッツェルのできあがり。おいしくて大満足の金曜日の夕飯。

2008年10月7日火曜日

SEMICON Europa 2008




出社2日目は、会社で出展しているSEMICON Europa 2008の見学/手伝いに、Stuttgartまで行って来ました。
新しく入社した会社では、半導体のプロセスで使われる機械や部品を製造しています。出展している周りの会社も聞いた事ない名前の会社ばかりだけど、どこも技術が光る会社のようでたのもしい感じ。実際、”興味深い”という感覚にたどり着かないほど、初めて見る&知る産業機械や部品ばかりでした。

一日中立ちっぱなしで、できる事と言えば会場の見学くらいなので、途中から、あそこのブースでチョコレートもらえるかな、なんてネライを定めながら歩いたり。でも、興味もないのに近づくと返って挙動不審になり、結局自分の専門分野のロジスティックス関係のブースで、ボールペンをもらっただけでした。

今日はちょうどいい機会に、展示してある機械を見て製品知識を得たり、代理店の方々に挨拶をしたり、充実した一日でした。ランチの時に、一緒の会社の日本人の女性といろいろ話しができたのがうれしかったな。

2008年10月6日月曜日

Neu Arbeit


父親が日本に帰国したその日の朝、私は新しい職場に初出勤でした。
新しい会社では、私は10月1日付入社にもかかわらず、父親が遊びに来ると言ったら2日間は有給扱いにしてくれ、母は「最初から、お休みをくださるなんていい会社ね~」と驚いていました。
企業ではたいてい、入社して最初の6ヶ月は原則、有給は使えない事になっていますが、法的にはそれでも1ヶ月あたり2日半(=年間30日)の有給の権利はあるのです。
「えー有給を2日も使っちゃうなんて」と思いがちですが、どっちみち最初の6ヶ月は原則有給を使えないので、このはからいはとてもうれしかったです。10月6日入社よりも、10月1日入社の方がクギリがいいし!

もっとうれしかったのは、新品のPC、携帯、オフィスの電話、机、イスを支給された事(会社が人員増員なので)!得にPCが新品だったりするとうれしくて、にま~っと隠し切れない笑みが。

昨日のオクトーバーフェストの疲れが残る中、朝から父を送り出したり、初出勤で緊張の一日を迎えたりで、疲れきって帰宅すると、夫が就職祝いにお花を買ってプレゼントしてくれました。すっごくうれしいのに疲れ過ぎて、ぴょんぴょんジャンプして喜ぶ事はできなかった・・・
やっといい会社に入社できた事を、夫もとても喜んでくれています。私もうれしい。

2008年10月5日日曜日

Lamm Braten



ニュルンベルクの義叔父のガールフレンドにBratenのレシピを教わった翌日、ニュルンベルクの街をぶらぶら歩いてショッピングをしていたら、たまたまWMFでBraten用の容器が安売りになっていたので即購入。WMF製は絶対信用できるし、蓋ごとオーブンに入れられるってところが気に入りました。

お料理が下手な人ほど、道具にこだわるんです!これ、ほんと。

新しい物好きの私は、母や姉よりも先に圧力鍋を購入しました。ところが私が圧力鍋を活用するのは、ちょろちょろ試した結果、スープのだしをとる時くらい。それだけでも、1時間~2時間かかるところ→20分~30分でできるので、圧力鍋ってすごい(私ってすごい!)!と大満足です。

ところが、母はまだ圧力鍋を使い始めて一ヶ月なのに、玄米のおこげがおいしいとか、今まで黒豆を4時間かけて煮ていたのがうそみたいとか、ご飯もおいしくすぐ炊けちゃうとか、さつまいもやお野菜が蒸すだけでおいしいとか、毎日いろいろに使っているとのこと。「大きい圧力鍋とセットで買った小さい圧力鍋の方は、何に使うの?」と母親に聞かれても、『逆に私の方が教えて欲しい』。。。

教えてもらったBratenのレシピ。途中何度も「簡単よ」と言う言葉が入る割には、いろいろプロセスあり&長時間クッキング。
うーん、、、そこまで時間をかけたくないと思い、せっかく買ったBraten用容器も使われない日々が続いたある日、“ミュンヘンで一番おいしいお肉屋さん”で既にタコ糸で縛って、焼くばかりになっているラム肉を発見☆ 一度買ってみたかった、ここの肉屋の焼くばかりにしてあるハーブのつまったBraten用肉。しかも、今日は私が一番好きなラム肉で作られていたのです(通常、Bratenと言えばだいだい豚肉)。

お肉屋さんに焼き時間を聞いてみると、1時間くらいとの事。へー、そんなもんでいいんだ。
お店側も「全部のかたまりを買わなくても、欲しい分だけ切ってあげる」と親切で、結局、約1kg(父も入れて3人分)を切ってもらいました。

さて、クッキング♪
前に姉に作ってもらったラム肉のオーブン焼で、ラム肉の隣で一緒に焼いたお野菜がおいしかった事を思い出し、自分が好きなお野菜をザクザク入れてみました。

野菜がちょっと豪快過ぎ?と心配したのも全く問題なく、お野菜から出た汁がお肉にからんでおいしくできました。お野菜はトロトロに溶けてしまうので、それがソースのようになるのだけれど、ドイツ人的(夫的)には、ブラウンソースが欲しいだろうなー。私はあまりソースが好きじゃないので、、、でも焼くばかりのお肉を買って来るだけ、既に超手抜きなので、次ぎはせめてソースくらいは作ってあげよう。

In the Bayern heaven

まずは皆がビールを注文し、バイエルンの有名な朝食の白いソーセージを食べたりしながら、ゆっくりビールを飲みます。先は長いからゆっくり。

そんな静かな会場を、一気に盛り上げたのが一気飲みのパフォーマンス。
バイエルンに誇りを持ってます!って感じの民族衣装に身を包んだグループの一人が、1Lをすごい早さで一気飲み。人ごとながら、お腹冷えちゃうよー。


そして一番注目を集めていたのは、このパフォーマンス。自分が履いている古い靴にビールを注いで飲むんです。その昔、貴族がパーティーで、男性が女性のハイヒールにシャンパンを注いで飲んだとかいうのの、オクトーバーフェスト版?

父もおいしいと気に入っていた、ミュンヘン名物の白いソーセージ。おいぴ。

バンドが始まったのは11時過ぎ。

父はいつでも、どこでもそうであるように、ただ座ってニコニコしながら飲んでいるだけなのに、いろんな人から声を掛けられ、”さすが、よっしー(父のあだ名)!!”っと改めて尊敬しました。なぜだろう?彼は人を惹き付ける才能がある??皆ドイツ語で話し掛けてくるので、夫の方が対応に忙しかったり。そして、本人聞いてないし。。

一度は、父の白ソーセージの食べ方が間違ってる!とご丁寧に、遠くの方の席からわざわざ教えに来てくれる人もいたり(注:バイエルン人は白ソーセージの食べ方が間違っていると許せないらしい)。

一度は賭けの対象にされたり。本人は全く気にせず、「どうやらあの人達、お父さんが中国人か日本人かを賭けていたみたいよ」とのんきに言い、「だからお父さん、Ich bin Japaner (I am Japanese.). って言ったよ」とちょっと得意げに教えてくれました。35年前に覚えた唯三(唯一じゃなくて)のひとつが、完璧なシチュエーションで使えたのは、すごいよ!
お父さん、よかったね〜☆

3人のビールがあと少しになり、じゃあ皆これが終わったら帰ろうか、と口には出さないけれどそんな雰囲気が漂っている中、夫と私が他の人のパフォーマンスに気をとられている間に、父はちゃっかり新たなビールを手にしていました。ほんとに、おもしろいなー。父に暗黙の了解は通じないのはわかってるけど、目を話した一瞬の隙に!
結局、3杯目のビールは夫に取り上げられ、3人に分け与えられました。オクトーバーフェストのビールは、通常のビールよりもアルコール度数が高いから、外に出た途端倒れちゃったら困るからね、父。

Heaven for Bavarians

9時少し前に開場となり、なんなく入る事ができました。やれやれ。
会場に入ったはいいものの、口からは白い息が出るくらい場内は深々と冷え込んでいて、朝から冷たいビールを飲もう!って気分ではないけれど・・・

ここまで来たら、飲むよ。


Himmel der Bayernとは、Heaven for Bavarians(バイエルン人のための天国)と言う意味です☆

Endlich zum Oktoberfest

今日はオクトーバーフェスト最終日&父のミュンヘン滞在も最終日。

おとといの教訓で、私達は朝の8時にオクトーバーフェスト会場にやって来ました。他のビールテントもチェックしながら、お目当てのAugustiner Brauまでやって来ると、まだ人も並んでいない様子に『これなら今日は確実に入れる!』と、ほっと胸をなでおろし。

しかし何やら、Augustinerビールテント向かいのHacker Festzeltの前に、既に長い行列ができているではありませんか。

Augustiner Brauがガラガラな一方、Hacker Festzeltは何やら行列ができている。。。こんな時、あなたならどうする?

パーティー大好き、ワイワイするの大好き、な父の場合、「混んでる方が活気があって楽しそう」と、Hacker Festzeltを選択しました。

私と夫は、『ここまで並んでおきながら、また入れないなんて事がないだろうか』とハラハラドキドキ。いつ何時も、”確実線”を選択する夫には、こういうのは耐えられない苦痛。

結局、「他のテントに比べて断然混んでいるには何かワケあるんだよ」と、せっかくミュンヘンに来てくれた、父の選択に賭ける事に。



ガラガラ。
既に行列。
並んでから20分後、自分達の後ろの列もどんどん長くなっていった。。。

2008年10月4日土曜日

BMW Museum

エンジンの形をしたのがBMW本社。シルバーの建物がBMW博物館。

こちらはBMW博物館。
改装後、入場料が2ユーロ→12ユーロになったんですよ。
BMWにこれと言って興味があるわけではないのに、この価格は納得いかん!
と言う訳で、入場しませんでした。けち?
チケット売り場から、(タダで)かっこいい車がたくさん見えました。

そろそろ疲れたから、お家に帰ろう。

BMW Welt

お昼を食べた後は元気が出たので、ちょっと足をのばして、BMW Welt (BMW World)へ。

私はミュンヘンに来るまで、BMWとは、Bayerische(バイエルンの) Motoren(エンジン)Werke(工場)の略だとは知りませんでした。BMW本社ビル、BMW Welt、BMW博物館は、人気観光スポットです。

父は、ディーゼルで走る乗用車の(エンジン?)音が小さい事に驚き、「BMWの技術だ」と言って関心していました。




BMW本社ビルの横に虹が!

Lunch at Hacker-Pschorr

私の頼んだ200mlビール。こんなに小さいビールは初めて(実物の方が小さく見える)。夫は私をひやかし、また隣席グループの視線もこの ---> 小ビールでした。
私のビール適量は、300ml。さすがにこれは少なすぎるよ〜。この100mlの差は大きいんです(お酒に強い人には誤差だろうけど)!
父が頼んだステーキ。「ドイツは豚肉料理が有名でおいしいんだよ」と夫と私で何度、ドイツ伝統料理を勧めてもダメ。「ビーフがいい、おとうさんは」と、マイペースな父。しかも前日もビーフステーキだったんだけど・・・。日本に帰ったら毎日母に、栄養たっぷり+超低カロリーな食事を作ってもらうしかない。
この焼き魚が好きなので、レストランのメニューにあれば私はコレ。
夫が頼んだ季節のデザート。マスカルポーネとコンポートに、季節のフルーツが添えられています。これは超ウマ。

Munich sightseeing



今日はミュンヘン観光&ショッピング。
Dallmayr(http://www.dallmayr.de/)に行き、まずはシャンパンバーで乾杯。私は母へのコーヒー、父はおみやげのお菓子を大量に買い、その後、父お目当てのパイプ煙草の葉を購入。

父はお城や教会にはあまり興味を示さず、シャンパンバーとか葉巻、レストラン、ショッピングの方が好きです。

2008年10月3日金曜日

Dad visits Munich



赤ん坊を連れての飛行機の旅は大変なもの。
そこで父が、姉と赤ちゃんをアフリカまで送り届け、その後、ミュンヘンに寄ってくれました。

たまたまオクトーバーフェスト開催時期に重なるという、相変わらず運のいい父。
あいにくのお天気でしたが、早速朝からオクトーバーフェスト会場に行ってみると、、、なんと、今日はドイツ統一記念日の祝日&金曜日&オクトーバーフェスト最後の週末という事で、雨にもかかわらずすごい人。

しまった!出だしが遅すぎた・・・と後悔した時には時既に遅し。
全てのビールテントは満員で、次はいつ扉が開けられるかわからない状態。
でも、オクトーバーフェストに来て、ビールテントに入らないなんて、あ〜り〜得な〜い!!せっかくミュンヘンに来てくれた父をそんな目に遭わせるわけにはいかない、と焦る私。そこで考えた対応策とは:

ひたすら待つ!!

長い列の一番前だったので、テントのドアが開きさえすればすぐに入れるだろう、と甘い考えでいたのが大きな間違い。結果、2時間待ってもドアは開かなかったのです。

寒い中2時間も待ち、出掛けに雨は降っていなかったので傘もないしとしと雨の中、オクトーバーフェスト会場を後にしたのでした・・・

オクトーバーフェスト会場に来て10分もしないうちに、父は帽子を購入。「ちゃんとした伝統衣装の帽子もあるし、他にもいろんな帽子があるよ(そんなすぐに決めなくても)」と伝えても、「三角になってて、ビールの絵のついたやつがいい」と、父の中では既に ”これ” と決まっていた。
その後、この帽子は雨よけや防寒に大活躍☆ 帰国した今は、家の玄関に飾ってくれています。