2008年6月29日日曜日

Nihon no Natsu


母から、うちわの誕生日カードが届きました。
私が好きな”日本の暑い夏”の様子が伝わってくる涼しげなうちわ。そして大好きな金魚。私が好きな物を知り尽くしている母でした。

Day 15 - 16 - Night Train to BKK & flight to MUC -

楽しく、思い出深いKoh Taoともお別れ。今日は寝台列車でバンコクまで戻り、そのまま飛行機に乗り、ミュンヘンに帰るというスケジュール。

14時45分のフェリーに乗り、約2時間後に到着。
そこからChumphon駅までバスで1時間。
Chumphon駅では、20時40分の寝台列車まで2時間半待ちます。

20時に駅構内に行ってみると、、、22時に遅延とのこと。
タイの列車はしょっちゅう遅れるそうなので、飛行機の時間に余裕を持たせてあってよかった。
22時前におそるおそる掲示板を見に行くと、、、今度は『22時10分に遅延』になってる!この調子でもっともっと遅れが発生するんじゃないか?と心配しながら、仕方なくひたすら待っていると、22時15分頃やっと列車到着。

一等車寝台列車のチケットを購入したので、2人部屋の2階建てベット+洗面台付き。快っ適~☆

13歳の時に家族で行った、ヨーロッパバックパック旅行をこの時ほど思い出した事はありません。あの時も、スペインからスイスまで寝台列車で行って、夜中エアコンが寒くて風邪ひいたな・・・

あの時よりすっかり大人になっておきながら、実は同じ事をしてしまいました、エアコンにやられた。夫に「ベットは上と下とどっちがいい?」と聞かれ、高い所が好きな私は「上!」を選んでしまい、エアコンが上からビューッ。夜中寒くてエアコンのスイッチを探しても、既に体調が悪いので起き上がれず、見つからず。下のベットで寝ている夫に助けを呼んでも、夫は耳栓をして寝ていたので気がつかず、、、結局、常備していた”ホッカイロ”とストールをリュックサックから取り出し、なんとか寒気を抑える事ができたのでした。

ちなみに、Chumphon~Bangkok行き寝台列車は、一等車2人部屋で、ベット上が994 THB(約19ユーロ)で、ベット下が1,194 THB (約23ユーロ)。ベット上の方が安い価格設定。

朝7時半頃、列車はバンコク中央駅に到着。

そこから直接空港へ向かい、今となっては超快適と言える空港で5時間以上過ごしました。バックパック旅行は、待つ事が旅行!シャワーも浴びずに、その後ミュンヘン行きの飛行機に乗ったのでした。

終わってみればこの新婚旅行、自分が今までしてきた旅行とは全く違ったもので、つらい事やおいしいくない物、大変な場面が多くありました。絆を深めるトレーニングのようだ(会社で大きなプロジェクトの前に、チームでアスレチックとかやる)と旅行中は何度も思ったものです。その中でも、アンコール遺跡の素晴らしさ、海に潜る事の楽しさ、久しぶりのタイ料理を味わう事ができ、感動もたくさん。

こんなにいろいろあったのに、いろいろあったから?これほど楽しく思い出に残る旅は、家族ヨーロッパバックパック旅行以来!!でした。バックパック旅行が楽しかったからか、東南アジアが興味深いからか、パートナーがいたからなのか?きっとこの3つ+いろんな事がプラスされて、楽しくとーっても思い出に残る旅行になったのでしょう。

次もバックパック旅行がいいな☆

2008年6月27日金曜日

Day 14 - Black Tip Resort -


Koh Taoでの日々も残り少なくなってきました。

残念ながらTanote Bay周辺は、海は綺麗だけど、食事の方はXで、途中からどんなにがんばっても、喉を通らなくなってしまいました。タイ料理はどこもおいしいのかと思っていたけど、そうではないんだね。一週間ダイビングやシュノーケリングをして、お腹が空いているのにご飯が食べられないとなると、ひどく疲れてしまい、食べる事にはかなり気を遣いました。

リゾートホテルの食事が喉を通らなくなってしまってからは、町で買った黒パン、バナナ、ピーナッツバター、はちみつ、缶コーヒー、スポーツドリンクを朝食とし、昼~夜は町のレストランまで出掛け、パスタ、ハンバーガー、サンドイッチなどを食べました。あまりにもひもじかったので、町でご飯が食べられる時間は毎回ありがたみが感じられ、普段の自分達の生活に感謝せずにはいられませんでした!

実は、あまりにも'Family Tanote Bay Resort'の対応が悪かったので、我慢しきれず最後の2日間は、隣りの'Black Tip Resort'に移りました。普段、ホテルに対してクレームをしたり怒ったりするのは私の方で、夫は私のなだめ役ですが、この'Family'に対しては夫の方が『あと1日も我慢できない』、と怒ってましたから。

'Black Tip Resort'は、なんとホットシャワー付き+3ベットファミリー用コテージ(+扇風機のみ)で、1600THBと今までよりも安い!
おまけに部屋には冷蔵庫もあれば、ブランケット、ティッシュ、コップ、シャンプー、カゴ、ハンガーなど、'Family Tanote Bay Resort'には一切なかったものが置いてある!
シーツも'Family'のように擦り切れていない!

そして何と言っても一番違うのが従業員。'Family'では従業員がムスーッとして、挨拶もしない。タオルは一度も変えてもらえなかったし、ゴミを捨ててと頼んでおいてもダメだった。しかし、'Black Tip Resort'の従業員は皆ニコニコしていて、挨拶もしてくれる。お掃除もちゃんとしてくれる。

今までは何だったんだ??とフレンドリーでお湯の出る、新しい別世界を楽しんだ2日間でした。

2008年6月26日木曜日

Day 10 - 13 - Calypso Diving School -



次の日朝9時からダイビングスクールに入り、ダイビングについて基礎からみっちり学びました。テストもあるらしいから、ちょっとした数字も聞き逃せません。
スクールは、初日だけ夫と私だけでしたが、1日遅れで21歳のドイツ人の男の子(?)も一緒になりました。私以外は講師も生徒も全員ドイツ人なのに、授業は全て英語で行われ、とてもありがたかったです。一歩ドイツ国外に出るとドイツ人も皆、流暢な英語を話してくれるので、これがどんなにうれしい事か。。。

ダイビングは、1ダイブ毎に上達が目に見えるので、不思議な感覚でした。こんなに急速に上達が見られるものって、なかなかないのでは?『勉強してちゃんと練習すれば、何事もできるようになるんだ!』という気分になります。CMAS One Star認定を取得した後、実際、夫がこれから挑戦してみたい事を話してくれました。それは彼がずーっと憧れていたものだと私は知っていたので、このダイビングがきっかけで、やってみよう!という気持ちになったのは、とてもうれしい事です。徐々に学んでいけば、きっとできるようになります。私は次は何を学ぼうかしら。今はやっぱり『ドイツ語習得』に集中だな。
4日間で6ダイブして、いろいろなトレーニングをし、最高18mまで潜りました。見られるとイイナーと思っていたウミガメにも2回遭遇し、何十種類の魚や水中の生き物を観察してふたりとも大満足。

海酔いを克服し、テストにも無事合格し、CMAS One Star認定を取得☆ 
Calypsoチームの皆、やさしく丁寧に教えてくれてありがとう。

Calypso
http://www.calypso-diving-kohtao.de/
CMAS One Star School (11,000 THB = 209 EUR)

2008年6月22日日曜日

Day 9 - Koh Tao -

Koh Taoに到着した今日は私の誕生日。Koh Taoには一週間滞在し、なんと初ダイビングの予定。
『Calypso』というドイツ人経営のダイビングスクールに入るため、Koh Taoの東海岸にあるTanote Family Bay Resortに宿泊しました。Tanote Bayは、町から4WDで崖のような坂道を登り10分くらいの所にあります。
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私達の宿泊したバンガロー。
バンガローから見える景色。目の前に海が広がり清々しい。
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Koh Taoではシャワーは通常、水シャワー・・・。ホットシャワー付きのホテルを選ぶか、ホットシャワー付きの部屋を予約しない限り、冷たい水を浴びる事になります。そんな事とは露知らず。。。
私達の滞在したリゾートには、ホットシャワー付きの部屋はないとの事。病み上がりなのに・・・
エアコン付きの部屋にはしましたが、リゾートの人から「日中暑い中で過ごして、夜エアコンをつけると風邪をひく」と言われ、結局エアコンは一度もつけませんでした。エアコンと熱いシャワーをトレードできないだろうか。
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ある日2ダイブした後、急いでいたのでシャワーを浴びずに町へ出掛け、その後大雨になり寒くて何時間もふるえた後も、夜部屋に戻ってから、頭から冷たいシャワーを浴びたのでした。
いつも観光先で現地の生活に触れてみたい!と思っていたのが、こんな所かたちで実現しました(涙)。

2008年6月21日土曜日

Day 8 - Night Bus to Chumphon -




次の日、緊張も手伝ってふたりとも気合いで体調を整え、飛行機でバンコクまで戻り、そこから夜行バスでChumphonのフェリー乗り場まで向かいました。

夜行バスの集合時間は、バンコク中央駅に19時。まずは小さい車でバスの集合場所に連れて行かれ、そこで待つ事2時間。最終的にバスに搭乗したのが21時。バスに搭乗したら、とても眠れないくらいの音量で映画が上映され、23時にやっと映画終了。東南アジアでは、エアコンをビュンビュンにする事と、常にTVや音楽を流す事が”いいサービス”とされているので、私はアジアにいるといつもこの2つとの戦いになります。
1時頃トイレ休憩があり、「通常バスはここで長く停まります(何分間停車すると言わない)」と何度も繰り返されるアナウンスに、『この表現も文化の違いか?』と考え。
5時半頃フェリー乗り場に到着し、バスから降ろされ外で待つ事1時間半。段々と明るくなって来て、目の前に海が見えて来ました。
Lomprayah(フェリー)に乗ると、朝からまたもや映画上映開始。ここまで来ると拷問のように思えて来ます。私が「音から決して逃れる事ができない」と言うと、他の観光客も笑って同意してくれたのでした。あまりにも疲れていたのか、音にも負けず2時間熟睡。ついにKoh Taoに到着!

Day 8 - 1 Jahr -


この日は結婚一周年記念 :-)

2008年6月20日金曜日

Day 7 - Phnom Krom -

体調が悪化し、とうとう2つ折りになって立っているのがやっとの状態になってしまいました。しかし、次の遺跡は丘の上。Phnom Kromは9世紀終わりに建てられたもので、アンコール遺跡群の中でも特に年代が古いもの・・・そう言われてしまうと、『古い遺跡』という言葉に弱い私は、「せっかくここまで来たんだから」、と根性で階段を登り始めました。後に調べてみた所、Phnom Kromは標高137mの所に位置しているそうです。






遺跡は、似ていても造りや色、雰囲気が全部違うので来てよかった・・・けど、本当につらかった。

結局、運転手さんに午後からのBanteay Srey観光は取り止めにしてもらい、ホテルの部屋に戻った途端、ベットから起き上がれないくらいに弱ってしまいました。その夜、なんと夫の体調まで悪化し嘔吐を繰り返す始末。明日はバンコクへ移動+同日、夜行バスでKoh Tao行きのフェリー乗り場まで行く予定なのに、、、

「バンコクに戻ったら、そのままミュンヘンに帰ろうか」と言い出した私でした。「お家に帰りたい」。

Day 7 - The Tonle Sap Lake -

今日は市内から西15kmの所にあるTonle Sap湖と、シェイムリアップの北方にあるBanteay Sreyを観光するため、車を一日チャーターしました。

しかし、私は朝から胃痛。。。
今日は車だし、何とか大丈夫だろうっ、と青白い顔で出掛けました。a

運転手に勧められたボートツアーで、Chong Khneastheを通りながらTonle Sap湖へ。Chong Khneasとは水上で生活する人々の村で、ボートは彼らの住居、学校、お店などを案内しながら進みます。しかし、めずらしい水上での生活に関心する一方、なんだか見世物みたいで、あまりいい気はしませんでした。a

その考えは夫も同じだったようで、ボートの案内人から、「お店で鉛筆などを買って、貧しい子供に分け与える事もできます。」と言われた瞬間、ふたりで必要以上に首を横に振ったのでした。何の事情も知らないのに突然やって来て、鉛筆やノートを分け与えるのって、どうなのでしょう?貧しいって何を基準に貧しいと言ってる?
これも政府によって管理されているボートツアーのサービスの一環のようになっているから不思議。

疑問を持ちながら、元気な時でさえ苦手な船に1時間揺られ、体調は超悪化。

Tonle Sap湖は、雨季には約12,000 km2にも広がるそう(乾季は、2500 km2)。a Chong Khneasthe

2008年6月19日木曜日

Day 6 - Yellow Bottle -


道端でよく目にするアルコール瓶に入った黄色い液体。
なんだかわかりますか?

正解は、オートバイのガソリン!
アジアのたくましい生活の一面。

Day 6 - Tomb Raider at Ta Prohm -




石より硬い!自然ってすごい。

Day 6 - Ta Prohm -

お昼の後は、映画『トゥームレーダー』で有名なTa Prohmへ。
Ta Prohmはアンコール遺跡群の中でも、完全な修復作業を行わず、自然な姿を残してあります。
巨大な樹木が遺跡を支えているのか、破壊しているのか?Ta Prohm担当のインド政府は、修復に頭を悩ませ、現在は自然な姿のままに残してあるようです。


確かに、木が育っている部分の遺跡が形を留めている。
太くて長~い樹木の根。

Day 6 - Lunch -

お昼休憩。冷えた青ココナツは、カンボジアの気候にぴったり。観光で疲れた身体に染み込みます。
アンコール遺跡周辺には、市内にあるようなレストランはありません。食事は外で。電気も水道も通っていない所で、ご飯を作ってくれるわけですから、楽屋はコワくて見られません、、、。
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ご飯を待つ間は、何人もの子供がおみやげ品を売りに来ます。ここでは通貨の単位は、USドル。ドル紙幣のみが使用されていて、1ドル以下のおつりは、現地のお金が使われます。なので、観光客向けには、何でも1USドルが基本。コーラは2缶で1ドル(交渉で3缶1ドルにもできると思うけど、そんなに飲めないから)。ココナツジュースも1ドル。おみやげ品も1ドル、と言った具合。
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びっくりしたのがシェイムリアップの人々は、小さな子供から大人まで、皆英語が上手なこと。英語が通じなくて、身振り手振りで説明するなんて事は、一度もありませんでした。
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この暑い気候の中、観光して疲れたのか、お昼ご飯がいけなかったのか、夕食時に飲んだフレッシュパパイヤジュースがいけなかったのか、次の日からお腹を壊してグッタリ。
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お昼のクメールスープ。おいしかったけど、もしかするとこれが原因?

Day 6 - Baphuon -

興味深いお話を聞きながら遺跡を眺めていると、雨も止んできました。雨がもたらした素敵な出会い!フランス人の現場指揮者にお礼を言って別れ、彼が『顔の部分だけに、一年以上費やした』と言っていた、横たわる仏様を見にBaphuonの裏側に回りました。

どこの石か、未だに不明な石がこんなに。。。

Day 6 - Baphuon during the rain -




Bayonに到着したと同時に大雨に。お腹も空いてきたし、お手洗いにも行きたいのに。。。でも雨の間、Bayonの修復を指揮しているフランス人の方から、とても興味深いお話を聞く事ができました。Bayonはフランス政府の協力の元に、大々的な修復活動が行われています。
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その方は、カンボジア人と働くという文化の違いも含め、この修復プロジェクトがいかに大変かを説明してくれ、『頭が風船みたいに、こんな風に膨らんじゃう』と言っていました。がんばってください!

Day 6 - Bayon more -

穏やかな表情で横たわる仏様。 a 天候はくるくる変わります。

Day 6 - Bayon in Angkor Thom -

昨日のAngkor Thomの静かな感じとは異なり、いろんな角度からたくさんの菩薩像に見られていて、にぎやかな感じ。皆、温かくやさしい表情なので、コワくないよ。



Day 6 - Gate of Angkor Thom -

Angkor Thom入り口のゲート。観音菩薩の四面像が、まるで生きているかのよう。
しっかりとゲートを守っているみたい。




ゲートをくぐった裏側。

Day 6 - Ron -

二人とも昨日の自転車が身体にひびいているので、次の日はTuk-Tukを一日レンタルする事に決定。ホテルの人にTuk-Tuk一日チャーターの相場を聞くと、15USドルくらいとの事。シェイムリアップでもやはり全ては価格交渉から始まります。ここは中国での生活のたまもの。

まずはTuk-Tukの運転手に今日一日観光したいルートを伝えます。その上で価格交渉し、一日11USドルまで持って行き、後は丸一日付き合う事になるTuk-Tukの運転手の顔の表情を確認して(これも重要だね)、交渉成立。あまり容赦なく価格を下げすぎても、一日仕事してもらうのに、こんなに少しじゃ気の毒かな、なんて弱気になったりもします。

私達のTuk-Tukの運転手の名前はロン。Tuk-Tukの後ろの看板には、彼の顔写真が載っていて、どうやらロンはアーティストらしい事がわかった。それと、ロンはジャケットを着用していないので、正規のTuk-Tukドライバーではないのかも。交渉成立した後で、そう言えばアンコールワットのウェブサイトに、「背中に番号をつけたジャケットを着用しているTuk-Tukドライバーを選びましょう」と書いてあったのを私が思い出した。その事を夫に伝えながら道路を見回してみると、ロン以外の全てのTuk-Tukドライバーが、ジャケットを着用していた。。。(二人の結論=でもロンは暑いのが嫌いだからジャケットを着てないんだよ。)

最後にチップも含めてお支払いをしたら、「明日もどう?」なんて誘われたけど、明日は車をチャーターする予定だから、と断りました。

ホテル前でロンのTuk-Tukがあると、「今日はまだお客さんとれていないんだ~」と気になる私達。Tuk-Tukがないと、「よかったね~、ロン」とちょっと安心する私達。


Ronの後姿。
遺跡を見た後駐車場へ向かうと、遠~くの方から私達を見つけて、飛んで来てくれるロン。

2008年6月18日水曜日

Day 5 - Prasat Kravan -




アンコールワットの次は、自転車でPrasat Kravanまで行ってみました。思ったよりも道のりが長く、へとへとに。。。

Prasat Kravanは、アンコールワットよりも古く、921年に建てられたものだそう。
観光客は私達だけだったのと、中が暗い上に、彫刻に動きがあったので、ちょっとコワかった。
それほど彫刻がすばらしいと言うことです。

Day 5 - Angkor Wat Devata -



美しい女神達(Devata)。