2008年9月21日日曜日

Löwenbräu - Schützen Festzelt -



テントは満杯になると規制がかかり、ドアが閉められてしまいます。残念な事に、好きなビールメーカーのテントが閉められてしまっていたので、今日はココに入る事に決めました。

体調もすぐれないし、2日連チャンで1Lビールマグは無理!と思い、私はレモネードを注文。ひとりレモネードを頼んで恥ずかしい所へ、相席の女性グループに、「なんでビール飲まないの?」とつっこまれてしまいました。「昨日飲み過ぎて・・・」とだるそうに言い訳をすると、「私達も昨日も来たよ。続けて飲めるように訓練しないと。」とのおはなし。「最初は2連日から始めるといいよ」との助言をいただきました。

ここでは、産まれて初めての体験をしました!
最近友達がmixiで、「産まれて初めてひとりで歩きながらアイスクリームを食べて、ドキドキして味がわからなかった」とかわいい体験談を書いていたけれど、私のあまりかわいくない初めての体験・・・それは、嗅ぎタバコ。
隣の席の二人組男性が、夫に嗅ぎタバコを勧めてくれ、夫は「ナイン、ダンケ(ノー、サンキュー)」と断ったけれど、私は超興味津々で、いかにも勧めて欲しそうな顔。
そこへ隣の男性も「やってごらん、どうぞ」と揺らぐ気持ちを後押ししてくれ、ふたりして嗅ぎ方を丁寧に教えてくれる。手の甲に茶色い葉っぱを乗せ、それをケースの角でふたつに分け(ここまではやってもらう)、まずは右の鼻から『ずぅー』。あーきたきた!今度は左の鼻に『すぅー』。おぉ、メンソールが鼻にスーっと効きいい感じ。

聞いてみるとこの男性、風邪を引いているのに、オクトーバーフェストで太鼓をたたかなくちゃならなくて、このメンソールは風邪に効くよ、との事。確かに鼻がつまっていたら、これで一気に通りそう。このおじさん、かなり上級者だわ。

自分がいい体験をしたら今度は夫にも同じ体験を、と人のタバコなのに夫にススメ、夫は「ナイン、ダンケ」とまたしても言いながら、でも、私達三人の強いススメに、「じゃあ」と手の甲に葉っぱを乗せてもらっていた。どっちが日本人なんだか。。

夫は私と違って良い子ちゃんなので、こういう事にあまり才能がないらしく、喉の奥の方で吸ってしまい、むせていた。よくテレビの、”初めて煙草を吸うシーン”で、むせたりするのを見て、”おきまりの演技”と心の中で非難していたけど、今日リアルで見ましたよ。ダメだよ、鼻の奥の方でメンソールを楽しまないと。

この嗅ぎタバコ、嗅いだ瞬間はとてもよいのだけれど、その後、鼻の喉奥から葉っぱが流れて出てきて、後味悪し。ツウは、ここでビールをぐいっと流し込むのだろうけど、ビールの味が嗅ぎタバコになってしまうし、吸う空気は、もはやメンソール抜きの泥臭い葉っぱの匂い。顔を見れば鼻の穴は茶色いし、鼻水は垂れてくるし、鼻をかんだら真っ茶色の世界。レディー向きではないです。
ちょっと試してみたかっただけだから、買わずに済んでラッキー(買っても2ユーロ程度です)とか言いながら、その後数時間、茶の世界と格闘したのでした。

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