2008年11月26日水曜日

Villach

Villachまでの道のりは、ずっとこんな素晴らしい景色。

今日はミュンヘンから車で3時間の所にある、オーストリアのVillachという町に出張で行って来ました。なんと、朝5時半出発。。。

そして、今日の話題は食べ物の話でもなく、観光の話でもなく、、、ガールズトークとさせてもらいます。ガールズに聞いてもらいたい!

今の会社、すごーく気に入っていて、この先ずっと働いていきたいと思ってる。こんな会社に出会えて、私ってほんとラッキー☆
・・・しかし、一緒に働いている日本人男性に『は??』、な毎日なんです。最初に言っておくと、その男性はとてもやさしく、いい人です。
私はその人のアシスタントなので一緒に仕事をしたり、代理店に出掛けたりと一緒にいる時間が長いのだけど、話が続かんっ。

まず最初の『は?』は、代理店に行く車の中、
お互いの日本出張の話から始まり、私が『出張後の一週間は本当に疲れちゃって、やっぱ時差があるとつらいですよねー。夕食の後はソファーに座るのと同時に寝ちゃったから、後片付けは全部夫にしてもらいましたヨ」と言ったら、「えー、旦那さんに怒られなかった?」と言うんです。
そこで私は返事に困り、『なんで怒られるねん?』と自問してみた。
よくわかんないので、イギリス人と結婚した友達にスカイプして、状況説明。彼女だったら、「怒られるわけないじゃん」とか「その質問自体おかしいよー」と言ってくれるかと思いきや、「日本では、普通そういうものなの」とあっさり。
えーーー、私の父親は母にそんな事ずえったい言わないし、そんな事思いもしないと思う。私って相当ずれてるんだ・・・と深く反省し、そこから一週間おとなしくしてみた。まだ入社して一ヶ月余りですから、一応。

数日後、代理店に行った帰り道、マクドナルドで遅お昼を食べていると、
彼は「男の人が、席で待ってる女の人に飲み物を運んでる・・・」とふし〜ぎそうに言うんです。すかさず私も、『日本でだって、最近の男性はやさしいから、買って運んでくれたりするじゃないですか』って言ったら、「え?そうなの(驚き)?俺は絶ー対やらない(←2回言った)」と言いました。って言うか、あんたドイツ3年目でしょ(私より長いよ)?ドイツ(ヨーロッパ)では、紳士がレディーの荷物を運んだり、食べ物や飲み物を運んだりする(respect womenが、社会的によく受け入れられる)って知らないの?仕事だけしてないで、もっと世界を見たら??、と心の中で大きな声で言いました。女性が男性にいろいろやってあげたら逆に、男性の方が変に思われるなんて、一生わからないだろうな。。。

仕方がないので、『姉夫婦も海外駐在ですけど、お庭の芝は男性の仕事だから女性が刈ってはいけない、とかドイツで言えば、窓ふきは男性の仕事とか、駐在になる前にいろいろ会社から言い渡されるみたいですよ(あんたされてないの?)』と、他の会社を例にして、相手を教育してみた。

今度は棚卸しの後の、在庫の配置換え。
私は先々週、500個もの重い在庫の品番、製造番号、製造日、保証期間を一から書き出す棚卸しを、一週間かけてやりました。棚卸し自体は在庫がぐちゃぐちゃなので、自らやりたい!と言い出したのだけれど、やっと棚卸しが終わった後の在庫の配置換えまで「やって」、ときた。まだ入社して一ヶ月余りだし、やりましたよ。
結局一日で、800個くらいの重い在庫を上げ下げして、肩や腰が痛くなってしまいました。肩と腰が痛くなってしまった事を伝えても、なぜか彼は笑うだけ。『おつかれさまっす』だけで、ありがとうもなし(おつかれさま、とありがとうは同じ?)。これを聞いた夫は激怒!女性に重いものを持たせたり、重労働をさせてはいけないって言うドイツの法律を知らないのか!と。クリスマスカードの発送だけでさえ、同僚のドイツ人女性達は、”男性がやるべき仕事”って言ってましたからねぇ。ちなみに、カードは段ボール2箱くらいです。

極めつけを言っていいですか、私はある意味これでふっ切れましたよ。この先、何があってもこの人に、自分が思う事をハッキリ言うし、自分のやり方を通す、と。やはり猫かぶってると疲れるものです。
出張の今日、朝5時半に家を出ました。ミーティングは午前中で終わったので、午後からはまた行きと同じように、3時間かけてミュンヘンに戻りました。
ミュンヘン到着予定時刻は16時30分。「どうする?直接家に帰る?それとも会社に戻る?」と聞かれたので、『朝早かったので、直帰させていただきます』と言いました。普段、朝8時始業→17時終業なので、16時半と言ったらもう帰る時間です。言われた通りにカーナビを”自分の家”に設定し、しばらくすると、、、「でも、家の方まで寄ると時間かかっちゃうから・・・」と言われ。10分のロスがそんなに大事かねえ?と思いながら、『じゃあどこでもいいので、駅のある所で降ろしていただければ』と私。でもその後、前の日に買った野菜を会社に忘れてきた事を思い出し、『やはり会社まで行きます』と言ったら、今度は「オフィスまで来る?会社の最寄駅だけ?」と聞いてくるではありませんか。
もー何がいいんだか、悪いんだか、わけわかんないので、『え?どっちがいいんですか?』って聞いてみると、言いにくそうに「今、会社に戻ると、終業時間は17時30分までだから、その時間まで会社にいないといけないでしょ?」ですって。

この考え、どっから来るんでしょうね??朝5時半に出勤したのに、会社の規則だから17時30分まで会社にいないと、とか言う人どう思います?しかも会社はフレックスで、2ヶ月以内に調整すれば、コアタイム外なら出社退社自由。そして『8時出社の場合、終業は17時30分じゃなくて、17時です。』と私が正すと、「えっそうなの?」と。あんたここで2年以上も働いていて、この間違いも何?だから、他の人が帰る時間になって、いきなり仕事を頼んだりするんだよ。あんたは会社に尽くしたくて結構、でもあなたの同僚はそれ以外の事もしたいって考えないのかっ。いくら頭が良かったり、一見仕事ができるように見えても、こういう人は私の中で、一番仕事ができないタイプと分類しています。
私個人的に、ゆーずーの効かない人と、無神経な人は尊敬できません。
ちなみにご心配なく(誰もしてないと思うが)!会社に寄って、PCなどの荷物を置き、忘れ物を持った後、すぐに帰宅しましたから。

残念な事に、こういう人は初めてではありません。今の会社で、他にも女性で同じタイプの人がいるし(この方もまたすごい)、前の会社のボスもそうでした。
前の会社のボスなんて、取引先の人が命に関わる大けがをした時に、「けがをしたのが、ほんとこの時期でよかったよ〜(ちょうど、工場で減産になった時期だった)」って私に言いましたから。本人、自分が発した言葉のすごさに全く気がついていませんでしたが。

なんでそこまで会社に尽くそうとして、周りが見えなくなっちゃってるんですかね?





これを読んでどう思いますか?

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

まぁ、ドイツにもそんな人がいるとは・・・
ありえない・・・。日本でやるならまだしも(未だにいますからね、そーゆー人)海外で働いていてそんな調子では、同じ日本人として恥ずかしいね。女性に飲み物運ぶのを見て驚く人って、見たことないよ。最近の日本ではデート中のカップルが、女性のバッグ持ってあげてる(キラキラ、サマンサタバサとかね)のは、そこまでしなくてもと思いますが。
その人結婚してるのかな?だったら奥さんは超世の中知らないで、その男性のお世話係で納得してるんだろうか?
そんな人には、あなたの持ち前のパワーでビシッといっておやりよ。
何はともあれ、良い仕事が見つかってよかったね!
私は多分年内はプーだな・・・。

Okamu

匿名 さんのコメント...

相変わらず、面白いね~!
って、同情もせずにごめんなさい。

その上司もいままで猫かぶっていたのかな。
これから、どんどんネタが増えそうな予感。
海外に駐在しているんだから、海外の良い習慣を少しは習得してほしいものだよね。
ザ☆日本人の上司を持つあなたに同情します。

来週たっぷり愚痴を聞いてあげるからね!
がんばるんだよ!

Bier-Reise さんのコメント...

2人ともコメントありがとう。すっごいうれしい!!
こーいう真剣に訴えている時に、「そーだ、そーだー」ってすぐに反応してくれる友達、最高。

なぐさめつつも、次は何しでかすか、密かに楽しみにしててくれるよき女友達よ。
何もしでかしたくないのに、絶対またしでかしちゃうのをちゃんとわかってくれているから、また話を聞いてもらうことになる。。。
これからもよろしくー☆

Bier-Reise さんのコメント...

ちなみに、この方は独身で私よりも若いです。
定年間近の人とかだったらわからないでもないけど、私と同じくらいの歳だよ。あんた、大ジョブ?って感じでしょ。
むろん、ドイツ人女性からはよく思われていない。。。

Okamuも来年は、前に一緒に働いたO社みたいな、楽しい職場が見つかりますように☆

ゆみっちは、愚姉を聞いてくれるお返しに、新婚らぶらぶ話を聞いてあげます。しんこーんさ〜ん、いらっしゃい♪